さばくのなかでひっそりと
ねむるはいきょうのまえにたち
くずれたれんがになぜか
まぶしさかんじた

かこはなにもいわないけど
なにかかたってくれている
むかしのひともだれかを
あいしていきた

はるかなくにのゆうやけが
わたしのなみだそめる
あのひとにわかれもつげず
たびだってきた

なんねんたてばほほえんで
ふりむけるのかわからない
らくだのたびににている
いきるということ
おあしすをみつけなければ
こころがみずをほしがっている
むかしのひともこのみち
あるいていった

はるかなくにのゆうやけが
わたしのあしたをよぶ
あのひとにはがきをかくは
おげんきでねと

はるかなくにのゆうやけが
わたしのあしたをよぶ
あのひとにはがきをかくは
おげんきでねと
あのひとにはがきをかくは
おげんきでねと

Composição: Fumiko Okada / Tadahide Yoshikawa