思えば遠くに来たようだ
長い休み明けの匂い
あなたと斑の影を落として
声も上げられないまま

思い馳せる頬は熱く
輪郭を溶かすほどの日差し
眺める雲はどこまでも高く
戯らしく思う
あと何度迎えるだろう

真ん中指を上げては暗夜の日を見つめた
その瞳の中揺らぐ炎のよう
絵空事ではないここで息をした
静かに零して

余所見に浮かぶ泡沫のよう
刹那に映ろう季節の流れ
涙の影にどこまでも長く
美しく思う
どこへ行くのだろう

思い馳せる頬は熱く
輪郭を溶かすほどの日差し
眺める雲はどこまでも高く
戯らしく思う
あと何度迎えるだろう

また会えたなら覚えていたい
この景色をずっと

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