人気のない繁華街 遠くでぼやけた建造とライト
快速は臨時停車 行先不明のタクシー
上着を脱いだ足を拾って 寂しくなった手に触れた
臆病なあたしの秘密基地をずっとずっと覚えていて

駅前交差点の おんぼろ標識の向こう
誰にもわからないような場所へ
足跡を残しちゃだめと浮かびはにしがみついて
浮かび沈むハイウェイ 一人漂っていたんだ

地図に乗らない郊外の静かなランドマーク
そっとしてほしから
溢れ帰ったポストの中身で灯していた航空障害灯
隠れちゃった夜の五月さま
見えずらくなっていくあたしの答えを守るの

光と影上手に操って
秘密転体浮遊 月光街
誰もわかりやしない景色を見させてくれるの
この夜の最後までに目に焼き付けて
夜雨にぼっしゅてしまいそうな時も忘れないで

駅前ロータリーで気やしないバスを待って
誰にもわからないような場所へ
重要のない都市高速 壊れた信号機
寄り道する余裕を一人楽しんでいこう
寄り道したって気まぐれだって

街の終わりで息を継ぎたしてもぐってうかがうほど
間に合うことのない隙間を灰になった手紙で埋めて
誰一人通らない道をあたしのペースで歩きたかったの
隠れちゃった夜の五月さま
間違いに飲まれそうなあたしを助けてくれるの
あたしはまだ眺めていてもいいよ

秘密転体浮遊 月光街
誰もわかりやしない景色を見させてくれたの
この夜の最後までに目に焼き付けて
夜雨に沈んでしまいそうな時は掴まって
ふらついてぼやけてしまった景色をずっとずっと信じていて

Composição: