きみがいたなつは
といゆめのなか
そらにきえてった
うちあげはなび

きみのかみのかおりはじげた
ゆかたすがたがまぶしすぎて
おまつりのよるは
むねがさわいだよ

はぐれそなひと ごみのなか
はなれないでだしかけたてを
ぽっけとにいれて
にぎりしめていた

きみがいたなつは
といゆめのなか
そらにきえてった
うちあげはなび

こどもみたい きんぎょつくいに
むちゅうになってそでがむれてる
むじゃきなよこがおが
とてもかわいくて

きみはすきなわたがしかって
ごきげんだけどすこしむこに
ともだちみつけて
はなれてあるいた

きみがいたなつは
といゆめのなか
そらにきえてった
うちあげはなび

じんじゃのなかいしだんにすわり
ぼやとしたやみのなかで
ざわめきがすこし
とおくきこえた

せんこはなび まっちをつけて
いろんなことはなしたけれど
すきだってことが
いえなかった

きみがいたなつは
といゆめのなか
そらにきえてった
うちあげはなび

Composição: Jinta Hashi / Norio Sakai