重なる影法師
今に咲いた遊戯
因果の空の向こう
手向けの花を

過ちを越えてどこへ行く
空虚に抱かれて
心の奥に住み着いた
魔物たちが目を覚ます

悪に
復讐の刃を
前に
救済の死を
汚れた僕の手は
どちらを切るのだろう

立ち向かえ
正観に立ち向かえ
命などくれてやれ
死が身付く始まりへ
攻めの一手を

言えない傷跡に
帰らぬ人の影
歪な静寂に
摩擦されていく

幼き胸に次い入れる嘘
鎖のような罪の呪縛
食い込む魔法
奈落縮んだ世界

誰にも奪われない
もう何も譲らない
正義だけじゃ救えない
(今)命のため悪にもなろう

不揃いの剣の花びら
確かに咲いた僕らは
(孤独な僕)

主なる影法師
今に咲いた遊戯
因果に果てつるとも
生きた証は消えない

Composição: Yumemi Kujira