ほのめくかげがゆれる
いつからみほれただろう
さよならしようおわかれしよう
きみがふりむくそのまえに

よほうどおりのあめは
もえぎをぬらしてゆく
どこかへゆこうしがつのこぼす
ためいきにのせてとおくまで

ひとつはるをたがえたときに
はきっとすれちがうあしただった
あれもこれもおもはゆいひび
だったこのよのいとしくびょうどう
なじかんがきたみたいだ

さくら
さくら
ふたりのよるをうめたまどろみでした
めぐりあうおもいきしかたゆくすえ
つどいひとひらふたひらいろどる

それは
それは
ゆめとみまがうほどのいたずらでした
やがてよるがくるまえにつたえなくちゃ

たぐりゆわいたいぶき
のこされたときなんて
いくばくもないそれでもこわい
ねをはるこころがはがゆいなあ

きょうびありふれたいとまごい
おしなべてあがなうように
くれまどうほどよわくはないさ
このよはひとしくたんじゅんな
さけばちるはなのように

それは
それは
いまわのきわを
こえたゆびきりでした
ゆくりなくもゆめの
ようなときをたどるうーー

こころのこりだってないわけないけど
たゆたうやみよにちゅうをまう
ありがとう
ありがとう
あのころよりもまえをむけたよ

さくら
さくら
きみとであえたことがしあわせでした
めぐりあうおもいきしかたゆくすえ
つどいひとひらふたひらいろどる

きみと
たどる
つきよをこばむほどのやらずのあめ
それはゆめとみまがうような
それはこいとみまがうような
ときでした

Composição: Mafumafu / Soraru