はるのにおいのせつなさに
ふいにこころがうばわれる
ぼくはまだなけたんだ

さくらまいちるきせつという
つかいふるされたふれず
でもやけにはまるんだ

かがやきあふれるであいも
はかなくつげられてくわかれも
かぜのなかでほほえむ
うたかたにきえてくゆめも
それぞれがつむぐものがたりも
はるのよるにとけていく

いわずじまいのそのことば
なにがいわせずにいたのか
いまだわからぬまま
しきがうつろいめぐるよに
あゆみつつおもいだしてもい
ふりしぼるよにつぶやいてた

きぼがいきつくこたえに
たしかなものなどわないけれどかぜのなかでほほえむ
かわらぬじぶんをよこめに
みあげたつきのひかりもにじみ
はるのよるがとけていく

かがやきあふれるであいも
はかなくつげられてくわかれも
かぜのなかでほほえむ
うたかたにきえてくゆめも
それぞれがつむぐものがたりも
はるのよるにとけていく

Composição: Jean-Ken Johnny