不器用なてのひらで
そっとくれたぬくもりを
胸に抱いていつの日も

どんな言葉でも足りないから
光の射す方へほら歩き出そう
ありがとう伝える代わりに

大切だと思えるものほど儚く
消えそうなのはなぜ

名もない花がそっと開く時
ひとしずくの想いが溢れてく
あなたには見せることなく散りゆくも
確かにここに咲いた願い

心が唇を越えないように噛み締めた
迷いはもう消し去って

何も気付かないあなただから
痛みはいつの日か懐かしさ共に
消えしてしまるものなの

抱きしめた瞬間きっと簡単に
壊れてしまうから

強く誰よりも強くまた
祈り続けるのはあなたの未来
いつの日か閉じてしまうこの瞳に
笑顔を映していたいまだ

密やかにひとりで
彩り続いた花びら
届ける場所さえにけれど
鮮やかな
あなたへと流れてゆくの
もう戻れない

答えのない探しもの
あなたはどうしてあなたなの
運命は変えることなどできなくて
その背中は振り向かないままで

名もない花がそっと開く時
ひとしずくの想いが溢れてく
あなたには見せることなく散りゆくも
今だけ見つめていたい
あなたの隣で
今だけ許してほしいから

Composição: Koudai Iwatsubo