さいごのことばを ひとのなみにけされて
これですべてがおわったね なにもかも

あふれるなみだを めぐうこともできずに
とおくさりゆく おもかげにわかれをつげた

あなたのすべてを だれよりも
しっているとおもってた
やさしくなれずにさいごまで
きずつけあった

さよなら ふたりがみつけたことばだけが
とおくたびだつ
いきかたのゆくえをみてる

こぼれるひざしが すこしつよくなっても
まるで あしたがみえなくて なきたくなる

きなれたうわぎを
いつかぬぎすてるよう
きっとだれもがすすむのね
かなしいけれど

もういちどあのひにもどれたら
あいをすなおにしんじた
あなた ふたりでどこまでも
あるいてゆくと

いまでは こんなに
とおくいきてるけれど
あのひのぬくもりをけせずに
くずれそうよ

もういちどあしたをしんじたい
どんなことにであっても
いきづくじかんをいつだってかんじていたい

さよなら わたしが きめたこたえだから
おもいで だきしめて こころのひとみをとじた

Composição: Okamura Takako