寝静まる部屋に鍵を置いて
起こさないように抜け出した
コンビニが光るこの街の名産品は退屈と意味

やっぱり生まれは選べない
それでもこれでよかったと言える日まで
振り向けないから倒さない
早くついてよよこばす
まだまだこれから
心と自由はきっとどこかにあるはずだから
まだまだこれから
楽しくするから
そうでしょ?父さん

眠らない街を見下ろせば
どこから来たのか思い出す
確かあの辺で降りたっけ 分からないなりに歩いてきた

相変わらず強く生きている
もうすぐシャワーの音がやんで
値段のついている優しさを生蕪からめて口映す

まだまだこれから
体が十字架
だってここまでやってきたんだから

まだまだこれから
楽しくするから
いるんでしょ?母さん
頬ずりキスをして手を繋ぐように
何もかもを抱き抱くように
祈りも呪いも通じないくらい
優しい子守唄が口をついた

ねんねんころりよ
おころりよ

眠りにつく前はいつだって
不器用な十字を切るように
抜け出したあの日あの部屋と
あなたたちのことを思ってる

Composição: