くちはてるようにもゆるつき
あかつきにしずみゆく

つくられたかおでそっとちかづいて
しんじるものをやみにおとす
いとにからまるえもののように
ただひたすらにそらをあおぐ

くりかえされるひげきぶきみにわらううらのかお
これいじょうなにひとつなくさないようにかたなをぬく

やみにほうむれよごれたえがお
やりばのないいかり、はなて
どれだけのちとなみだをながしたら
いのるようにきりさいて
きょうもあかくそめあげよ

はかなくちりゆくたましいのこえが
みみにやきついてむしばまれる
ゆがんだあいにあらがうつよさと
よわさをかくすしんじつのかお

くろいあめふりそそぎひとりたたずみぬれるほほ
これいじょうなにひとつうばわれぬようにひきがねひく

そらにさけべこころのこえを
まよいのないひかり、はなて
どれだけのいのちをもてあそんだら
ねがいこめうちぬいて
きょうもあかくそめあげよ

うそでぬりかためられたそらのした
うみおとされたこのいのち
くるおしいほどにあがいても
てのとどかない、やさしいせかい
どくをもって、どくをせいす
liar mask

かいらくにおぼれてくるいつづけるはぐるまを
これいじょうなにひとつうごかせぬように
いのち、かけしゅうしゅうをうつ

やみにほうむれよごれたえがお
やりばのないいかり、はなて
かなしみのめいろをぬけだせるなら
むくいまでうけとめて

なんども、そらにきざめゆうきのこどう
きぼう、むねにひかり、はなて
どれだけのちとなみだをながしたら
いのるようにきりさいて
きょうもあかくそめあげよ

Composição: Tomo / Rika Mayama