祈り続けてた
果ては何を求めてたんだろう
阿呆らせんの糸たどっては
夜を抱えてる

悪もせず生きた証を
血肉に刻まれた像と
孤独を求めた一人に誰が手を伸ばす

明かな息は絶えずして脆を噛みながら
まだそこの底知れず顎を上げた
虹を呼ぶ雨に足を滑らせ転がって
かすかに聞こえた誰かの歌

この世界に出会えた奇跡
言えない傷も寄り添いながら
巡り巡る喜び胸に添えて
味わうから

生きることに疲れた時は
いつかのために向けたこの歌を
魔法じゃない誰かのための歌を
思い出してよ

戸惑う背中に
何を背負っていたんだろう
偽心鬼伏の念を立てに
何に怯えてる

甘えく知れ渡る世相を仕切りに睨んでは
無数術もない奮然に破れながら
ふと見た琥珀色の世界に潤んだ
かすかに聞こえた誰かの歌

この世界に出会えた奇跡
言えない傷も寄り添いながら
巡り巡る喜び胸に添えて
味わうから

生きることに疲れた時は
いつかのために向けたこの歌を
魔法じゃない誰かのための歌を
思い出してよ

Composição: 命(Mikoto)