そらをおよぐくもをとめて
あめをついてかたりかける
ぼくはひとりかげもなくて
すがたみえずさまようかぜ

あのひきみをのこし
おわりをつげたいのちよ

ぼくはしんできみはひとり
つみをだいてなみだかれる
どうか、じぶんをゆるし
こころ、ほどけるように

かぜとなってやさしくうたいかけるのは
そっとよりそいなりひびくふうりん
ゆっくりきえてゆく

かたをよせてきみのとなり
ゆめをみせてかたりかける
ぼくはきょうでここをさろう
さいごのぼくのねがいはひとつ
どうかだれかをあいしかぞくとなりいきてくれ

うまれかわるときよみちて

かぜとなっていとしくうたいかけるのは
そっとよりそいなりやまぬふうりん

そらにきえるあとわずかなこのときよ
きっとまためぐるさよならをしらせる
なりひびくふうりん

あすになればきみはわらう
ぼくをわすれて
またいつかあうひまで

Composição: Yuuko Suzuhana