明滅する灯火ゆらり
囁く声
光と影とが静かに
混ざり合う

咲き乱れる炎
闇を染め上げた
それは高く立ち登り
全てを焼き払う赤

積み上げた過去の日々
繋ぎ止めた思い出たち
瞬きに投げ入れた
戻らぬように、戻らぬように

鬼さんこちらへ
手の鳴る方へ
明滅する灯火ゆらり
引きずり出す影

背を向けたら
もうここには帰れない
人はどうして
深淵に心を引かれてくのか

血に巣くう魔の読みは
暮れの六つで浮かび上がる
誰そ彼と振り返るなら
深い闇が口を開いてる

積み上げた過去の日々
繋ぎ止めた思い出たち
瞬きに投げ入れた
戻らぬように、戻らぬように

遥か遠く長い日々
繰り返した争いの傷
幾つもの想い重ね
見据える先、光る融通

Composição: Machiya