れいじいこうにめがさめた
だれもいないしゅうでんにゆらされて
はんしゃしたまどのなかにうつるぼくのかたを
つきがふれるようにてらしていた

しずかなゆめから
せかいがまわりだした
もろくていたましいひびを
むちゅうであいしてくれ

かきならせメーデー
いのちをこめておどりだせ
げんかいこうどやぶって
ばかみたいに
はぜてめいめい
よるすらおびえさせて
そのままずっととおくもっととおく
なんこうねんさきへ

そうじゃないだれがなんというと
ぼくじゃないとみえないせかいなのだ
いいじゃないそれがあくむだろうと
どうせさいごのじんせい
つきでもめざそうか

さいていにおわるときでも
そのかけらがきっとぼくになる
だからいまはないたっていい
すこしはなれたっていい
どこへいこうとぼくにかわりないのさ

かすかなきたいも
にごったこのせかいで
くずれてこえもなくして
どうしてあいせばいい

こきゅうがつらい
まよなかみたい
おともない
やみのなかひとりでいた
こわくないわけじゃないでもゆずれない
このいたみもよわさもぼくのもの

かきならせメーデー
いのちをこめておどりだせ
げんかいこうどやぶって
ばかみたいにはぜて
めいめい
よるすらおびえさせて
そのままずっととおくもっととおく
なんこうねんさきへ

そうじゃないだれがなんというと
ぼくじゃないとみえないせかいなのだ
いいじゃないそれがあくむだろうと
どうせさいごのじんせいさ

ぼくらがえがいたものがまさに
なんおくねんときらめいている
かきならせメーデーいのりをこめていた
どうせさいごのじんせい
つきでもあるこうか

Composição: