いらずのもりのおく ちいさなうまごやに
ねむるしっこくのかみをもつしょうじょ

ものごころのついた おさなひめのころ
すいたままははにもりへすてられた

うわさきき あわれんだ おうじやきしらが
わがつまにめとろうぞと かかんにいどんでも

かぜさえとおさぬ しじまのろうじょう
かたくなにこばむ しのひつぎ
もりのざわめきが かのじょのいたみを
とおざけて ただりつけない

だれもねむりひめをすくうことはできない
どうわのおわりなんて ほんとうはだれもしらない

ながきときがたち みんなのきおくから
しょうじょがきえさっても どうわはおわらない

おそらくはどれほどのおうじやきしらも
いてついたそのこころをとかせはしないだろう

ゆめみるしょうじょのつくられしゆめは
うきよをはかなむまぼろしで
はくばのきし などむかえにこないと
しりながらめざめをまった

だれもねむりひめをすくうことはできない
どうわのおわりなんて つくりかえればいい

いつのひかつやめいた しっこくのかみが
やわらかなかぜにふれ しょうじょはめをさます

かぜさえとおさぬ しじまのろうじょう
かたくなにこばむ しのひつぎ
もりのざわめきが かのじょのいたみを
とおざけて ただりつけない

ゆめみるしょうじょのつくられしゆめは
うきよをはかなむまぼろしで
はくばのきし などむかえにこないと
しりながらめざめをまった

だれもねむりひめをすくうことはできない
どうわのおわりならば じぶんでつくればいい

Composição: Yui Itsuki